Paragon Alignment Tool 3.0の機能と特長
■ パーティション アラインメントに関する問題
これまで、Windows XP, Server 2003以前の環境を従来型のHDD(48ビットLBA)で使用する場合、複数ディスクを束ねたRAIDシステムなどを必要とする一部のユーザーを除き、HDDのジオメトリ、パーティション開始位置やセクタサイズなどを特に意識する必要はありませんでした。近年、4Kセクタをサポートする大容量HDDやSSD (半導体ディスク) の普及、 単体ディスクの大幅な性能向上など、OSを取り巻くストレージの世界にも新たな規格を採用したハードウェアが続々と登場しています。 これらのハードウェアと Windows Vista, Server2008 以降のOSを組み合わせて利用する場合には、OS標準のセットアップで各値は最適化されていますが、Windows XP, Server 2003以前の環境でこれら最新規格のハードウェアと組み合わせて使用する場合や従来の値でセットアップされたHDDをWindows Vista, Server2008以降の最新OSと組み合わせて利用する場合には、ユーザがパーティションの開始位置等のオフセット値を手動で再設定しないかぎり、環境によっては大幅な性能の低下が発生することが確認されています。*2
※お使いの環境、OSによってはアラインメントの調整が不要の場合もあります。
※製品の使用前には、パーティション操作ツールと同様に、ハードディスクのエラーチェックとバックアップを必ずお取りください。
■ ワンステップでアラインメントを設定可能
Paragon Alignment Tool(パラゴン アラインメント ツール 以下PAT)は、お使いのWindows OSにインストールするだけで、細かい設定を必要とせずに、ワンステップで上記のアラインメントに関する問題を解決することができるユーティリティです。 また、複数のHDDが接続された環境でも各パーティションのアラインメントに関する状態はPAT側で判別されるため、ユーザーが選択したボリューム(パーティション)にのみアラインメント操作を適用することもできます。
■ システムボリュームの最適化も可能
すでにOSがインストールされているボリュームに対してもワンステップでアラインメント調整が可能です。操作を適用すると、システムの再起動時にアラインメントに必要となる最適値へ自動で調整します。
■ データ保護機能を強化
アラインメントの調整作業中に予期せぬハードウェアのリセット、瞬断などが発生した場合でもデータの保護*が行われます。また、同時に作業の完了時にはファイルシステムの整合性チェックを行えるので、より安全な操作を行うことができます。
*HDDの損傷など物理的な障害には対応できません。
*1 VMFSパーティションアラインメントについてはVMware社が公開している以下の情報をご覧ください。
Recommendations for aligning VMFS partitions:
http://www.vmware.com/pdf/esx3_partition_align.pdf
*2 Windows XP, Server 2003環境下でパーティションのアラインメントに起因するディスクパフォーマンスが低下する問題については、以下のマイクロソフト社サポート情報をご覧ください。
http://support.microsoft.com/?scid=kb%3Bja%3B929491&x=10&y=5